WiresharkでVoIP通話再生

Wiresharkのコアな使い方キャプチャしたVoIPパケットを再生しよう

IP電話

実は、フリーソフトウェアであるネットワークプロトコルアナライザ“Wireshark”には、キャプチャしたVoIPパケットから音声を再生する機能が実装されています。

  • IP電話の通話を記録したい
  • IP電話の通話品質を音声で確認したい

IP電話・TV会議などを導入後、音声品質をキャプチャデータから確認したいと思われたことはありませんか?上記の要望を実現するには高価な専用装置を導入することが一般的ですが、フリーツールであるWiresharkを活用して、無料でVoIPパケットから音声を再生してみてはいかがでしょうか。

早速試してみたい方へ

Wiresharkは右のVoIPプロトコルに対応しています。

キャプチャしたVoIPパケットから音声を再生する機能や、VoIPシーケンスのフローグラフ機能などを試してみたい方は SampleCaptures/rtp_example.raw.gzをダウンロードしてお試し下さい。サンプルパケットを利用して音声再生機能をお試し頂けます。

ダウンロード先: http://wiki.wireshark.org/からダウンロードできます。H225、H245、RTP、RTCPを含んだ、H323通信のサンプル用パケットキャプチャデータです。

VoIPプロトコル

キャプチャしたVoIPパケットから音声を再生する方法

音声再生

Wiresharkを利用して、キャプチャしたVoIPパケットを再生することが可能です。VoIPなどの音声品質を、実際に音声で確認することができるのです。
注:現時点では、この機能はG711 A-lowとG711 u-low RTPストリームだけで動作します。(他のコーデックでは実装できません。)

また、Wiresharkでは、VoIPパケットを選別して表示する機能が実装されています。パケットキャプチャ後に、VoIPパケットのみを選択・フィルタリングする必要はありません。

操作手順

  1. “Telephony”をクリック
  2. “VoIP Calls”をクリック
  3. VoIPのリストから1つ、または複数のコールを選択
  4. “Player”ボタンをクリック
  5. ジッタバッファの初期値を選択し、 “Decode”ボタンをクリック
    ※Wiresharkでエミュレートされるジッタバッファは効率的にVoIPパケットから音声を再現できるように固定サイズを採用しています。
  6. 選択した全てのRTPストリームが表示
  7. 再生するストリームをチェック
  8. “Play” をクリックすると、選択した音声ストリームが再生
  • 手順1・2

    手順1・2
  • 手順3・4

    手順3・4
  • 手順5

    手順5
  • 手順6・7・8

    手順6・7・8

VoIP通話の再生

VoIP通信の一覧で選択したVoIP通信が表示され、音声を再生することができます。

VoIP再生画面

VoIPのシーケンスをフローグラフで表示する方法

グラフで表示

Wiresharkでは、以下のようにパケットのやり取りをフローグラフで表示することができます。通話が開始されてから切断されるまでのパケットのやり取りを視覚的に確認でき、トラブルシューティングなどに便利です。

操作手順

  1. “Telephony”をクリック
  2. “VoIP Calls”をクリック
  3. VoIPのリストから1つ、または複数のコールを選択
  4. “Flow”ボタンをクリックすると、フローグラフが表示
  • 手順1・2

    手順1・2
  • 手順3・4

    手順3・4

フローグラフの見方

画面から参照できる情報については以下をご確認下さい。

フローグラフ
番号 解説
1 最大10個までIPアドレスが表示されます。
2 コールに属するフロー(同じコールに属するパケットは、同じ色で塗りつぶされています)。
3 各パケットの方向が矢印で示されます。
4 メッセージの種類です。表示可能な場合、メディアコーデックの情報も表示されます。
5 RTPトラフィックは、コーデックが一致した場合、より太い矢印に要約されます。
6 コメント欄です。各プロトコルに依存する情報が表示されます。
H323
  • ファストスタートとH245は、パケットのON/OFFトンネリング。
  • SETUPメッセージは、呼び出しを示しており、番号と呼ばれるRELEASEメッセージはQ.931リリースの原因コードを示しています。
SIP
  • “Request”または“Status”メッセージを表示します。
  • INVITEメッセージなら、“from”および“to”フィールドの情報を表示します。
ISUP
  • [ Network ID Originating Point Code] -> [ Network ID Destination Pint code] -> , [ CICコード ]
MGCP
  • Endpoint ID(“Request”または“Status”メッセージの場合)
UNISTIM
  • メッセージの詳細、およびシーケンス番号
RTP
  • ストリームに含まれるRTPパケットの数、通信時間、SSRCフィールド

※ Wiresharkは、Wireshark Foundation, Inc.の登録商標です。

トピック Wiresharkの得意なこと、苦手なこと

Wiresharkの使い方を間違えていませんか?

Wiresharkにも得意なことと苦手なことがあります。
得意なこと、苦手なことをまとめたトピックスページも是非、ご覧下さい。

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