Coho Data
次世代オールフラッシュストレージ・ソリューション DataStream

導入事例:ガンホー・オンライン・エンターテイメント様

coho_usercase1.pdf(1.43MB)

GangHoイメージ
事業概要
  • スマートフォンゲームの企画・開発・運営・配信
  • PCオンラインゲームの企画・開発・運営・配信
  • コンシューマゲームの企画・開発・販売

「LUNの設定が不要になり、ストレージの運用が本当に楽になりました」

近年ではスマートフォンを利用したスマホ向けゲームが急成長。アプリをダウンロードさえすれば遊べる手軽さもあり、若年層を中心に利用者は拡大しています。一方で、ゲーム業界はトレンドの変化が早いのも特徴。普及するときは爆発的に普及するが、飽きられるのも早く業績も急拡大し急降下する傾向にあります。こうした傾向から、企業はユーザーを飽きさせない工夫をするとともに、他の業界以上に新たなサービスや付加価値を継続的に投入する必要があります。

パズル型RPGゲーム『パズル&ドラゴンズ』が国内累計3,100万ダウンロード(平成26年10月時点)を記録したガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下ガンホー)も例外ではなく、スマートフォン向けゲームではレジェンド オブ キングダム(2015年10月)、パズドラレーダー(2016年3月)などをリリース。その他にもPC向け、コンシューマー向けに次々と新しいゲームを開発し、提供し続けている。

一方で規模の拡大に伴い、開発環境としてオンプレミスで構築されていたストレージの容量が不足しており、増設か、リプレースか、いずれにしても何らかの手段でストレージ容量を拡張する必要に迫られていた。

様々なストレージの比較検討を行った結果、ガンホーは既存ストレージの増設ではなくCoho DataStreamの導入を決めた。最大手のゲームプロバイダはどんなポイントを重要視してストレージを選定したのか。ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 システム・CS本部 システム運用部 システムマネージメント課 課長代理 宮内 諭志氏に話を伺った。

宮内諭志氏

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開発用のサーバが増えたことで、ストレージ容量が不足していました

ガンホーは50TB程度のiSCSIストレージを利用していた。ここには80台以上のVMWare ESXiサーバが稼働しており、PCオンラインゲームの基盤として活用されている。2015年末、2つの理由でこのiSCSIストレージの増設が必要となった。

  1. 開発用の仮想サーバが増加したことで現行システムのストレージでは不足することが予想されたこと。
  2. 既存のストレージを導入してから5年経過し、入れ替えを検討すべき時期であったこと。

いったい何がガンホーのストレージ容量を占有していたのか。

「実はPC向けオンラインゲームのタイトルではそれほど大量にリソースを消費するものはありません。」

「しかしそれらの開発用に構築したサーバで使う容量の増加が顕著でした。単純にサーバの数が増えてきただけでなく、一度に容量を何百ギガバイト、何テラバイトと割り当てることもあるため、大量にあったストレージの容量が徐々に枯渇していきました。」

また、この機会に開発環境をクラウドに移すことを検討しなかった理由を伺ったところ、
「一時的な検証のような使い方であればクラウドでも何の問題もないと思います。しかしガンホーの開発環境では一度構築した開発サーバをずっと使い続けたり、データをため続けたりという運用が多く、長期的に見ればクラウドに移すより、物理サーバを用意したほうがコストを安く抑えることができるという判断がありました。」

こうした判断から、宮内氏は既存のストレージの拡張を基本路線として検討を進めていた。

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iSCSIストレージ運用の一番の課題はLUNの設定に掛かる手間でした

前述のとおり、ガンホーは従来から50TB程度のiSCSIストレージを利用していた。
当初は既存のiSCSIストレージを増設することを検討していたガンホー。しかし、既存のストレージ運用には課題があった。論理ボリューム、いわゆるLUN(Logical Unit Number)の設定である。

「これまでWebサーバ、DBなど、サーバの役割に応じてそれぞれLUNを設定していて、その数は20〜30にもなっていました。LUNの容量は一旦設定してしまうと簡単に縮小できないので、きちんと設計しなければいけません。また容量を多めに確保したものの、実際にはあまり使われなかったというケースもあり、LUN毎の空き容量にもムラができていました。このムラを最適化するためには新しく適切なサイズのLUNを作成して移行しなければなりませんが、消えては困るデータがあればいったん別の領域に保存し、リサイズ後のLUNに戻す、といった作業が発生し、大変な労力を必要とします。」

今iSCSIストレージを追加すれば、この面倒な運用を続けなければならない – そんな時にテリロジー社から紹介を受けたのが、Coho DataStreamだった。

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ストレージの手放し運用が可能になるのでは、という期待がありました

テリロジーが提案したCoho DataStreamは“仮想環境向け分散型ストレージソリューション”だ。
拡張性の高いスケールアウト型ストレージであり、必要になった時に必要な分だけ、ストレージ・ハードウェアの追加と簡単な設定だけで容量を拡張できるのが主な特徴だ。

このCoho DataStreamをガンホーが検討候補としたのには、2つの理由があった。

まず一つ目の理由は、Coho DataStreamがLUN設定の不要なNFS(Network File System)を採用したネットワークストレージであったことだ。

Coho DataStreamは分散型NFSストレージである。VMWare環境では、ストレージプールをNAS (Network Attached Storage)ボリュームとして各ESXiサーバにマウントして利用する。NASにはLUNの概念がないため、管理者はLUNの設計・設定の煩わしさから解放される。これが一つ目の理由である。

またCoho DataStreamはストレージノードの容量すべてを一つの大きなストレージプールとしている。容量が不足したときはストレージ・ハードウェアを追加すれば自動的にクラスタリングされ、ストレージプールが拡大する。これで今後の拡張においても、既存の環境と比べて容易に、ほしい時に、ほしい分だけ拡張できるという点も魅力だった。

そして二つ目の理由は、Coho DataStreamがハイ・パフォーマンスであることだ。
一般的に、ネットワークストレージについてiSCSIを用いるSAN(Storage Area Network)とNFSを用いるNAS(Network Attached Storage)を比べたとき、運用性/保守性ではファイル単位でデータの管理ができるNASが優れているのに対し、パフォーマンスではファイルシステムを介さずにストレージにアクセスできるiSCSIが優れているとされる。

しかしCoho DataStreamはNVMe Flashを搭載し、パフォーマンスも非常に高速だ。実際に、従来のストレージと同等以上の高いパフォーマンスを発揮した。結果としてNFSを採用しても以前よりパフォーマンスが向上する、という点がCoho DataStreamを選定した二つ目の理由だった。

「LUNの設計・設定が必要なくなり、パフォーマンスも気にしなくて良くなることで、ストレージを手放しで運用が可能になるのでは、という期待を持ちました。」と宮内氏は語った。

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前提条件として、既存環境と共存することは必須でした

ただし、プロトコルの異なるNFSストレージの導入にあたっては、既存で利用しているiSCSI と並行利用できるのかという懸念もあったという。

「前提条件として、既存環境と共存することは必須でした。」

 

ガンホーから見たiSCSI(SAN: Storage Area Network)と
NFS(NAS: Network Attached Storage)の比較

  メリット 懸念事項
iSCSI 既存の環境をほぼそのまま移行できる LUNの設計・設定が運用の負担になり続ける
NFS LUNの設計・設定が不要となる 移行中は既存の環境(iSCSI)と並行稼働させる必要があり、正常動作するか不安

実は、この点を懸念事項として挙げる企業は多い。こうした懸念に対し、テリロジーは既存のiSCSIとNFSの混在時の動作確認、そして以後の移行支援までを含めた提案を行った。テリロジーがCoho社エンジニアと共同で事前に調査し、大きな変更なく並行利用できることが確認できた。

こうして、度重なる検討やテリロジーハンズオンセミナーへの参加などを経て、ガンホーはCoho DataStream の採用を決定した。最大の決め手となったのはやはりNFSを採用するメリットであった。
価格面では比較対象となった他社のiSCSIストレージと大きな差はなかったものの、

  • LUNの設計・設定から解放される
  • 必要十分なパフォーマンスが出ている

といったメリットの差が決め手となったという。

導入構成

今回ガンホーが導入したCoho DataStreamの構成は下記の通り。

  • Coho DataStream Switch 7052A-T 2台
  • Coho DataStream 1008h 1台(実効容量50TB)

既存の装置として、iSCSIストレージに接続された10Gスイッチが存在する。このスイッチとDataStream Switchとを、LAGを構成した4本の10Gリンクにより接続。40Gの帯域を利用でき、冗長性も確保されている。

【簡易構成図】

COHO DATA

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期待通り、ストレージ運用が格段に楽になりました

ガンホーでのCoho DataStreamの導入は2016年5月に完了。ラックマウント、初期設定を含めた設置作業はわずか3時間で完了した。

「LUNを設定して、ファイルをコピーして、といった、設定の手間が必要なくなり、非常に楽になりました。」
本記事作成時点(2016年6月)で「手始めに検証環境を中心に、100台ほどのVMを稼働させています。」とのことだ。

すでに本番の開発環境でも利用されていると言う。
導入から一ヶ月、Coho DataStreamを運用してみた感想を宮内氏に伺った。

「ストレージの運用は期待通り楽になりました。LUNの設計や設定といった手間から解放されました。容量の空き状況を見るくらいで、あとはほぼノータッチといってもいいくらいです。」

「7〜8月にゲームの入れ替えを予定しており、今は、その検証・開発用のサーバをCoho DataStreamを利用して準備しています。」

「Coho DataStreamは導入したばかりなのでインパクトの少ないサーバのストレージとして利用していますが、今後は既存環境で稼働中のVMも徐々にCoho DataStreamへ移行させていこうと思っています。」

「今後、他の用途でストレージが必要になった場合も、パフォーマンスが出るもの、必要な容量が確保できるもの、といった様々な要求が出ると思います。Coho DataStreamはおそらくそれらに十分応えることができるストレージです。次の機会があれば、その時も検討候補に挙がると思います。」

ガンホーグループは企業理念である「感動と楽しい経験を提供する」ことを目指して日々競争の中での新しい挑戦を続けている。開発環境の強化はその挑戦を支える土台であり、Coho DataStreamは同社の挑戦を支える土台の一つとなった。

ガンホーのこの挑戦が続く限り、今後もゲーム事業を通じて世界中の人々に笑顔を届け、常に期待されるエンターテインメント企業として、活力ある社会を実現していくことだろう。

 

  • Coho datastreamは、Coho Data, Inc.の登録商標です

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