Sumo LogicのAPACマネージングディレクターをはじめ、Sumo Logicの国内ユーザー、代理店が一堂に集結
Sumo Logicは、日本市場における事業展開をさらに加速するため、株式会社テリロジーを日本国内におけるマスターディストリビューターとして任命しました。この戦略的なパートナーシップにより、日本市場でのプレゼンスを強化し、専任的なサポート体制を提供することを目指しています。
これを記念し、去る2025年6月5日(木)、九段会館(東京都千代田区)において
Sumo Logic × Terilogy | JAPAN STRATEGY 2025
~共創で切り拓く未来 パートナーファーストで加速する日本市場戦略~
と題したイベントと懇親会を開催いたしました。
イベント当日は国内のSumo Logic導入ユーザー、Sumo Logic販売代理店の皆様を中心に70名を超える参加者が集いました。
お申し込みはかなり早い時期に定員に達しており、参加者の皆様の関心の強さが伺えました。
株式会社テリロジー 代表取締役社長 鈴木 達イベントの冒頭は株式会社テリロジーホールディングス、ならびに株式会社テリロジー 代表取締役社長 鈴木達より開会のご挨拶があり、当日たくさんの方にご来場いただけたことについて、および常日頃からの当社とのお付き合いについて感謝の言葉を述べました。
テリロジーから見たSIEMの役割の変化・進化についても触れ、変化の本質を「検出・対応にあり、単なるログ保管装置ではない」ととらえ、基本機能であるログ収集、正規化、相関分析は今後も不可欠であることを述べました。また、データ量の増加、脅威の複雑化、アナリスト不足が主な課題になるとしています。
今後求められるであろうこうした進化の方向性の中でも、Sumo Logicが多くの優位性(機能面、価格面)を持ち、SIEM製品の中でも迅速かつ高度な運用を実現する「データ基盤」としてのポジションを担い、皆様の中でファンダメンタルな役割をきっちり担う商品であること。さらに「テリロジーで取り扱いを開始した当初から、セキュリティ対策同士を結び皆さんのセキュリティマネジメントのセンターに位置する製品になると私は信じている」と、あらためてSumo Logicの未来に期待を寄せるメッセージを贈りました。
Sumo Logic APJインターナショナルマーケティング戦略担当マネージングダイレクター
Zakir Ahmed(ザキール・アフメッド)氏続いて今回のイベントのために来日したSumo Logic APJインターナショナルマーケティング戦略担当マネージングダイレクターのZakir Ahmed(ザキール・アフメッド)氏が登壇し、日本市場における今後の戦略や展望について講演を行いました。
Zakir氏は「なぜSumo Logicなのか?」という問いかけに対しSumo Logicは従来のツールが対応しきれない現代の大規模かつ高速なデータ課題に対応するために開発されたことをあらためて強調。
そして多くの顧客が Sumo Logic を選択する理由について、「オンプレミス、ハイブリッド、クラウドを問わず、運用とセキュリティ全体にわたって構造化ログと非構造化ログの両方を処理できる、市場でも数少ないプラットフォームの1つであること」「最初からクラウドで機能を構築してきたので、最小の顧客から最大の企業まで、顧客のニーズに合わせて迅速に拡張できること」と2つの理由を挙げました。
「私はこの市場に10年以上、もうすぐ15年になるのですが、開発者、運用、セキュリティなど、さまざまな種類のログをすべて処理できるプラットフォームはほんの一握りしかないと断言できます。」 「さらに、顧客のニーズに合わせてプラットフォームを無限に拡張できる機能も加えると、クラウドファーストかつクラウドネイティブな機能としてテクノロジーを構築している当社だけが、この能力を備えていることになります。」
また、今後の機能拡張についても触れ、「当社は、オペレーションおよびセキュリティ ソフトウェア分野で Sumo Logic Mo Copilot の実証可能な機能を備えた最初の企業の1つであり、今年後半に登場するさらなるイノベーションをお見せするのが待ちきれません。今後、さらに増える予定です」とのメッセージに、会場からも今後のSumo Logicの進化に期待が寄せられていました。
さらにここでサプライズとして、APJ地域におけるトップパートナーとしてTerilogy社が選ばれたことを祝い、ザキール氏からテリロジーホールディングス鈴木社長へトロフィーの授与が行われました。
当イベントの中でも印象的なハイライトシーンとなりました。
Sumo Logic パートナー/アライアンス シニアダイレクター
Johnny Yap(ジョニー・ヤップ)氏続いては、同社 パートナー/アライアンス シニアダイレクター Johnny Yap(ジョニー・ヤップ)氏、
そして同社 シニア・ソリューション・エンジニア Stefan Tapp(ステファン・タップ)氏から、次世代SIEMのビジョンを示す最新の製品アップデートが発表されました。
Johnny氏はまずはSumo Logic社のクラウドSIEMの特徴を紹介。
さらにAI・ML(機械学習)についても言及しました。そこで「AI と ML は私たちの DNA の一部」と語り、AI および ML 駆動型機能により、お客様が膨大なデータセットをふるいにかけて重要な情報を素早く掘り下げることを可能にしていると述べ、MLを活用した「LogReduce」「LogExplain」「LogPredict」を取り上げて会場に紹介しました。
さらにセキュリティ チームのオブザーバビリティ(可観測性)を支援する生成 AI アシスタント、Sumo Logic Mo Copilot が紹介されました。
「"過去 1 時間以内に AWS WAF で SQL インジェクションアクティビティの疑いがあるクライアント IP を表示してください" などの自然言語クエリを実行できるようになりました。Mo CoPilot がクエリの構築とコンテキストを処理します。それは、ドメインの専門家が常に待機しているようなものです。」
検知、監視、調査、対応、防御。
AI と ML はあらゆる側面に導入され、活用されていることをご紹介いただきました。
Sumo Logic シニア・ソリューション・エンジニア
Stefan Tapp(ステファン・タップ)氏ここでStefan Tapp(ステファン・タップ)氏にバトンタッチし、Johnny氏が紹介した最新の機能や、実際の運用においてSumo Logicがオペレーターにどのような情報を提供し、どのように活用するのか、実際のGUIを会場にご覧いただきながら紹介していただきました。
なお、Stefan氏は当日オーストラリアからリモートでご登壇いただきました。
また講演の最中には、事前に参加者から頂いた質問にSumo Logic社から回答する場面もあり、参加者の興味関心にSumo Logicが積極的に応える姿がみられました。
休憩をはさみ、国内のSumo Logicユーザーによる導入事例の紹介も行われました。
株式会社ユーザベース 上席執行役員 CIO/CISO 王 佳一 氏、
三菱電機デジタルイノベーション株式会社 第二ビジネスユニット セキュリティ事業 サイバーフュージョンセンター 第二課 松井 崇豪 氏の両名にご登壇いただき、それぞれ自分の所属する企業のサービス提供においてSumo Logicがどのように選ばれ活用されているかをご紹介いただきました。
株式会社ユーザベース 上席執行役員 CIO/CISO
王 佳一 氏
三菱電機デジタルイノベーション株式会社 第二ビジネスユニット セキュリティ事業 サイバーフュージョンセンター 第二課
松井 崇豪 氏
国内でいち早くSumo Logicを活用する2社のお話に、熱心に耳を傾ける来場者の姿が会場では見られました。
各社の事例にご興味のある方は フォームよりお問い合わせください。
株式会社テリロジー 事業推進本部 クラウドセキュリティソリューション事業部長
高田 純最後の講演では、株式会社テリロジー 事業推進本部 クラウドセキュリティソリューション事業部長 高田 純による、「Terilogyが展開するSumo Logicビジネスについて ~パートナーと共創する日本のビジネス~」では、今後のSumo Logicビジネスへの取り組み、そして国内のビジネスをともに推進していくパートナー各社についてご紹介しました。
パートナー支援の面では弊社で開発したダッシュボードを無償提供するオリジナルサービス「Terilogy Brend」をはじめ、導入前の「PoC」「CSE導入支援(Cloud Security Enterprise)」、導入後の課題に対する「アドバンスドサポート」についてご紹介し、中でもCSE導入に関しては設計と実装をワンストップで提供できる国内唯一のベンダーである点をSumo Logic社から正式に認定されていることを改めて強調しました。
またサポート体制については、弊社エンジニアが日本語でサポートする点、実用的な情報を掲載したサポートサイトが提供される点、テリロジーの多様で役に立つ知見を掲載したブログ運用についてご紹介しました。
最後にSumo Logicビジネスハイライトとして、国内でSumo Logicをともに盛り上げる仲間として本日登壇いただいた三菱電機デジタルイノベーション様を含むパートナー7社のお名前を挙げ、あらためてともにSumo Logicの普及に尽力していく決意を新たにしました。
講演の終了後は、懇親会として立食形式のパーティが開催されました。 食事とドリンクがふるまわれ、登壇者や参加者同士の間で活発な交流が行われていました。
本イベントは、Sumo Logicとテリロジーの戦略的パートナーシップを通じて、日本市場における次世代SIEMの展開を加速するための重要なステップとなりました。
またメーカーが語るAI技術を取り入れた最新の製品情報や、実際の導入企業による利用事例など、多くのお客様にとっても貴重なお話を伺うことができる場として非常に得難い機会となりました。
当日ご来場いただいた参加者からは
などの声が寄せられ、イベントは盛況のうちに終了しました。
今後もSumo Logicとテリロジーの取り組みにぜひご期待ください。